投稿

イタリア関連⑧ イタリア旅行で知った豆知識|バーコード・オリーブ畑・ヴェスヴィオ山・フレスコ画まで

イメージ
 イタリアを旅していると、ガイドブックにはあまり載っていない面白い発見がたくさんあります。 今回は、旅の中で知ったイタリアの豆知識をいくつか紹介します。 バーコードで分かるイタリア製品 日本 アラブ首長国連邦 イタリア スーパーで商品を手に取ったとき、 バーコードの最初の数字を見たことはありますか? 実はこの数字から、その商品を登録した国を知ることができます。 例えば、 800〜839:イタリア 450〜459 / 490〜499:日本 000〜139:アメリカ 500〜509:イギリス イタリアのスーパーでは、800から始まるバーコードをよく見かけました。 旅先のスーパーでも、こんなふうに小さな発見をするのは楽しいものです。 せっかくなので、現地のお土産を買いたい!と思う方はぜひ予め確認してみて下さい☆ 南イタリアに広がるオリーブ畑 南イタリアを移動していると、広大なオリーブ畑をよく見かけます。 オリーブは地中海料理に欠かせない食材で、オリーブオイルもイタリア料理の基本です。 実はオリーブの木は 自家受粉をしない植物 です。 そのため、実をつけるためには 2種類以上のオリーブの木を近くに植える必要があります 。 こうした特徴があるため、イタリアでは広いオリーブ畑が作られているのです。 サレルノからローマへ向かう車窓の景色 南イタリアのサレルノからローマへ向かうバスに乗りました。 窓の外には一面の緑の景色が広がっています。 この緑は、実は多くの場合 麦畑 です。 冬から春のイタリア中部では 小麦が発芽し 大地が緑のじゅうたんのようになる という美しい景色が見られます。 旅の途中で見るこうした風景も、イタリアの魅力のひとつだと感じました。 ナポリ近くにあるヴェスヴィオ山 ナポリの近くには、 Mount Vesuvius という火山があります。 この火山は、西暦79年に大噴火を起こしました。 そのとき火山灰に埋もれてしまったのが、古代ローマの都市ポンペイです。 火山灰によって町が保存されたことで、現在では当時の生活の様子が分かる世界的に有名な遺跡となっています。 フレスコ画とは? イタリアの教会を訪れると、壁や天井に描かれた美しい絵を見ることがあります。 その多くは フレ...

イタリア関連⑦ 南イタリア名物オレキエッテとタラッリ|プーリアの伝統パスタとお菓子

イメージ
 南イタリアのプーリア州で、ホテルの受付のイタリア人にこんな質問をしてみました。「あなたの好きなイタリア語って何?」 すると返ってきたのは、 かわいい響きの言葉と、南イタリアの伝統的な食べ物の名前。 そこから、プーリア名物のパスタとお菓子を知ることになりました。 今回は、実際に食べてみた感想とともに南イタリアの伝統料理を紹介します。 イタリア人におすすめされた2つのイタリア語 アルベロベッロのホテルの受付で働いていたイタリア人に、 「好きなイタリア語を教えて」と聞いてみました。 すると、2つの言葉を教えてくれました。 foglia(フォーリャ) 意味は「葉っぱ」。 シンプルな言葉ですが、 音の響きがきれいで可愛いイタリア語 だと言っていました。 確かに発音してみると柔らかくて、 イタリア語らしい優しい響きの言葉です。 もう一つ教えてくれたのは、食べ物の名前でした。 taralli(タラッリ)とは? パンの右横に添えてあるのがタラッリ Taralli は南イタリア、特にPuglia(プーリア)でよく食べられている伝統的なお菓子です。 見た目は 小さなドーナツやプレッツェルのような形 をしていて、一口サイズのリング状の焼き菓子。 材料はとてもシンプルで 小麦粉 オリーブオイル 白ワイン 塩 などで作られることが多く、ワインのおつまみとしても人気があります。 日本語では「かた焼きパン」のように説明されることもあります。 実際に食べてみると、 しょっぱくて、つい手が止まらなくなる味。 ただ、想像していたよりもかなり硬くて、驚きました。 タラッリにはいろいろな種類がありますが、 フェンネルシード(ウイキョウの種)の香辛料が入ったものも多く、独特の香りがアクセントになっています。 オレキエッテとは? プーリア州の代表的なパスタが Orecchiette (オレキエッテ) イタリア語で「小さな耳」という意味で、 耳のような丸いくぼみのある形をしています。 この形のおかげで、ソースがよく絡むのが特徴です。 このパスタは南イタリアの伝統的なもので、今でもプーリアの町では 手作りしている人の姿を見ることができます。 レストランで食べたプーリアの名物パスタ 今回レストランで注文したのは Orecchi...

イタリア関連⑥ マテーラ/Matera Travel Guide: History of the Sassi District and Why It Became a UNESCO Site

イメージ
 イタリア南部にある町 マテーラ 。 この町には、数千年前から続く独特の都市景観があります。 石灰岩を掘って作られた洞窟住居 「サッシ」 。 岩の斜面に広がるこの旧市街は、人類の生活の歴史を今も静かに伝えています。 かつては劣悪な生活環境から人が去り、ゴーストタウンとなったこの場所。 しかし現在では世界遺産として再生し、多くの人々が訪れる町となりました。 今回は、マテーラの旧市街 サッシ地区 の歴史と魅力を紹介します。 サッシ地区とは Sasso Barisano マテーラの旧市街「サッシ地区」は、大きく次の3つに分かれています。 チヴィタの丘(Civita) サッソ・カヴェオーゾ地区(Sasso Caveoso) サッソ・バリサーノ地区(Sasso Barisano) 中央にそびえる大聖堂を挟み、 南側 → カヴェオーゾ地区 北側 → バリサーノ地区 と呼ばれています。 また「サッソ(Sasso)」とは 岩場の居住地 を意味し、その複数形が サッシ(Sassi) です。 サッシ地区の始まりは新石器時代 石灰岩(カルカレン石) サッシ地区の発祥地は、大聖堂が建つ チヴィタの丘 。 この地域の起源はなんと 新石器時代 にまで遡ります。 当時はまだ建物はなく、 岩を掘った洞窟住居のみ で構成されていました。 現在見られるような建造部分が増え、 町としての形が整っていったのは 中世以降 のことです。 (写真について) サッシ地区の岩は石灰岩で、もともと海底で堆積した岩です。 そのため壁の石の中には貝などの化石が残っていることがあります。 これは、この土地が はるか昔は海だったことを示す証拠 なのです。 Geomorphological origins – Matera Cave 、ガイドさん説明 迷路のような洞窟都市 サッシ地区を歩くと、まるで迷路のような風景が広がります。 入り組んだ細い路地 何層にも続く階段 岩を掘って作られた教会 廃墟となった洞窟住居 独特の雰囲気を持つ景観は、世界でも非常に珍しい都市構造です。 この町では、 下の住居の天井が上の住居の床になっている という構造も見られます。 かつての生活環境 サッシ地区では、岩を掘った洞窟の中...

イタリア関連⑤ トゥルッリ/Why Alberobello’s Trulli Houses Were Built Without Mortar

イメージ
 南イタリアの Alberobello を訪れると、白い壁ととんがり帽子のような屋根の家が並ぶ独特の景色が広がります。この建物は「トゥルッリ」と呼ばれる伝統的な家屋で、町全体が世界遺産にも登録されています。しかし、この可愛らしい建物には 税金制度と封建社会が生んだ意外な歴史 が隠されています。 トゥルッリとは イタリア南部プーリア州にある町、 Alberobello 。 この町は、トゥルッリ(Trulli)と呼ばれる独特の家屋で世界的に知られています。 トゥルッリとは、石を積み上げて作られた 円錐形の屋根を持つ伝統的な建物 のことです。白い壁ととんがり帽子のような屋根が並ぶ景色はとても可愛らしく、アルベロベッロを象徴する風景となっています。 町の郷土博物館では、このトゥルッリの歴史について紹介されています。その中でも特に重要な建物が、現在博物館として公開されているトゥルッロ・ソヴラーノ( Trullo Sovrano) です。 トゥルッリ誕生の意外な理由 一見すると可愛らしいトゥルッリですが、その背景には少し意外な歴史があります。 実はこの建築様式は、 税金制度をきっかけに生まれた といわれています。 16世紀、この地域はアックアヴィーヴァ・ダラゴーナ家という封建領主によって支配されていました。 当時、神聖ローマ皇帝カール5世( Charles V, Holy Roman Emperor) は1535年に 「Prammatica de Baronibus」 という制度を発布します。この制度では、 王の許可なく町を形成すると領主が税金を支払わなければならない と定められていました。 つまり正式な町ができてしまうと、領主は王に税を納める必要があったのです。 「町ではない町」 そこで領主は税金を避けるため、住民に モルタルを使わない石積みの家 を建てるよう命じました。 モルタル(※)を使わない建物は簡単に解体できます。 もし王の役人が調査に来ても、建物をすぐに壊してしまえば、「ここには町が存在しない」と見せることができたのです。 つまりアルベロベッロは、 人は住んでいるのに、形式上は町ではない場所 として存在していました。このためアルベロベッロは、「税金逃れの町」とも呼ばれることがあります。また、この状況は約 300年もの間 続いた...

イタリア関連④ 聖コスマ・聖ダミアーノ教会/Basilica of Saints Cosmas and Damian in Rome: History and Unique Features

イメージ
 南イタリア・プーリア州の町、 Alberobello 。 トゥルッリの街並みで有名なこの町には、地域の信仰の中心となっている教会があります。 それが Basilica dei Santi Medici Cosma e Damiano (聖コスマ・聖ダミアーノ教会)です。 この教会では祈りの掲示だけでなく、 「失われた天井(Il Cielo Mancante)」という建築研究の展示 も見ることができます。 信仰と建築学が交差するこの場所について紹介します。 聖コスマ・聖ダミアーノ教会 南イタリア・プーリア州の町、 Alberobello 。 トゥルッリの町として有名なこの場所には、町の信仰の中心となっている教会があります。それが Basilica dei Santi Medici Cosma e Damiano 、日本語では「聖コスマ・聖ダミアーノ教会」と呼ばれるバシリカです。(バシリカ= カトリック教会の中でも特に重要だと認められた格式の高い教会) この教会は、医師の守護聖人として知られる Saint Cosmas と Saint Damian を祀る教会で、アルベロベッロの人々にとって大切な信仰の拠点となっています。 現在の建物は19世紀に建設されたネオクラシック様式の建築で、町の宗教的中心として多くの巡礼者も訪れます。 教会に掲示されている「イタリアのための毎日の祈り」 教会の内部には、信仰や建築に関するさまざまな展示資料があります。 そのひとつが 「Preghiera quotidiana per l’Italia」 (イタリアのための毎日の祈り)です。 これは聖母マリアに捧げられた祈りで、イタリアや世界のすべての家庭が神の光と愛に満たされることを願う内容になっています。 祈りの中では、 父母が清らかな心を持つこと 家庭が神の愛で満たされること 信仰が次の世代へと受け継がれていくこと などが願われています。 また、謙虚で慈悲深い人々が世代から世代へ信仰を伝え続け、キリストの再臨を信じて待ち望む姿も表現されています。 この掲示は、家庭や社会の中で信仰がどのように受け継がれていくのかを象徴的に示しているものと言えるでしょう。 「失われた天井(Il Cielo Mancante)」という建築研究 教...

イタリア関連③ ローマ観光4つ/Rome Travel Guide: 4 Must-Visit Places in the Eternal City

イメージ
 スペイン広場 ・徳川吉宗が 享保の改革 を行っていた頃に建設(1725年頃) ・ 広場の名前の由来は、近くにあるスペイン大使館 ・フランスの寄付によって建てられた ・ローマで有名な観光広場 ・大きな階段(スペイン階段)がある ・『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーンがジェラートを食べた場所として有名な階段 トレビの泉 ・高さ約26m、幅約49mのとても大きく豪華な噴水 ・中央に海の神 ネプチューン がいる ・ 左に豊饒の女神 ケレース 、右に健康の女神 サルース ( ヒュギエイア )が配置 ・コインを投げる願い事の伝説で有名 ・ 古代ローマ時代にアウグストゥス皇帝によって水道の終点として設計された コロッセオ ・紀元80年ごろ完成(約2000年前)→古代ローマ帝国の時代、日本は弥生時代 ・約5万人が入れた円形闘技場 ・剣闘士(グラディエーター)や猛獣との戦いなどが行われていた → 皇帝が市民を楽しませ、政治への不満を抑えるための 娯楽と政治のための見世物 ・ローマでは「 パンとサーカス 」という言葉があり  → 食料(パン)と娯楽(闘技場)を与えて民衆の不満を抑える政策だった ・ 屋根はないが、 巨大な布(日除け)を張る仕組み があった 近くにあったネロ帝の巨大像(コロッスス)が由来とされているらしい  コンスタンティヌスの凱旋門 ・西暦315年に完成→ 古代ローマ帝国の時代、日本は古墳時代ごろ ・ローマ皇帝 コンスタンティヌス1世 が戦いに勝利したことを記念 ・高さ約21mあり、ローマに残る凱旋門の中で最大

イタリア関連② ピナクルみ〜っけ / What Are the Pinnacles on Alberobello’s Trulli Roofs?

イメージ
友達に紹介してもらった英単語帳の名前が「ピナクル」だった。 pinnacle = 頂点、最高点。 「なんかかっこいい名前だな」と思いながら、頑張る友達を見習って英単語を覚えていた。 その後、イタリア旅行について調べていたとき、アルベロベッロという町に出会った。そこに並ぶ不思議な円錐形の家々――トゥルッリ。その屋根のてっぺんにある小さな石の装飾の名前が、なんと“ピナクル( pinnacolo )”だった。 「え、またピナクル?」 単語帳で覚えた“頂点”という意味の言葉が、今度は実際に屋根の頂点に存在していた。 🏔️  pinnacle の意味 英語の  pinnacle  は • 頂点 • 最高点 • 建物の尖った装飾部分 を意味する言葉。 「キャリアの絶頂」など抽象的にも使われるけれど、元々は“尖った先端”を指す建築用語でもある。 🇮🇹  アルベロベッロのピナクル Alberobello  にあるトゥルッリ(trulli)は、石を積み上げて作られた円錐形の屋根を持つ家。 その屋根の一番上に置かれている石の飾りが pinnacolo(ピナクル) 。 この町のトゥルッリ群は1996年に世界遺産に登録されている。 The Trulli of Alberobello ピナクルの形は家ごとに少しずつ違う。 • 職人のサインだったという説 • 魔除けの意味があったという説 屋根の“頂点”に置かれた石が、町全体の象徴になっている。 ✨  言葉と旅がつながる瞬間 単語帳で覚えたpinnacleは「成功の頂点」という抽象的な言葉だった。 でもイタリアでは、それは本当に“屋根の頂点”として存在している。 言葉はただの暗記対象じゃなくて、世界のどこかとちゃんとつながっている。 そう思えた瞬間、英単語を覚えることに意義を感じた。

英語学習⑤「Logical Fallacies」6選 

  英語の授業やディベート、エッセイライティングでよく出てくる “Logical Fallacies(論理的誤り)”。 直訳すると「論理のミス」。 一見もっともらしく聞こえるけれど、実は論理的には成り立っていない主張のことを指します。 これを知っているだけで、 ✔ ディベートが強くなる ✔ エッセイの質が上がる ✔ 日常会話でも騙されにくくなる 今回は、英語でよく学ぶ代表的な6種類を、わかりやすく整理します。 ① Ad Hominem(人身攻撃) 意味 :主張ではなく「人」を攻撃する よくある型 「あなたは〇〇だから、その意見は間違っている」 例 ・「君が怠け者だから、その意見は間違ってる」 🔻 問題点 → 内容への反論になっていない → 人と意見は別物 ② Straw Man Fallacy(藁人形論法) 意味 :相手の主張を歪めて、弱くしてから叩く よくある型 「つまりあなたは極端なことを言ってるんでしょ?」 例 A「宿題を減らした方がいい」 B「じゃあ勉強全部やめろってこと?」 🔻 問題点 → 相手はそんなこと言っていない → 相手の意見を"極端な形"にすり替えている ③ Slippery Slope(滑り坂論法) 意味 :小さな行動が必ず最悪の結果に繋がると主張する よくある型 「もしAを許したら、最後は全部崩壊する」 例 ・「1回授業休んだら留年して人生終わる」 🔻 問題点 → 途中の因果関係が証明されていない → “必ずそうなる”とは限らない ④ False Cause / Post Hoc(誤った因果関係) 意味 :「Aの後にBが起きた」=「Aが原因」と決めつける よくある型 「BはAのせいだ。だってAの後に起きたから」 例 ・「校則を変えたら成績が下がった。だから校則が原因だ」 🔻 問題点 → 相関関係と因果関係は別 → 他の要因を無視している ⑤ Appeal to Emotion(感情への訴え) 意味 :論理ではなく感情で説得しようとする よく使われる感情: 恐怖・同情・罪悪感・怒り 例 ・「これに反対するなら、あなたは冷たい人だ」 🔻 問題点 → 感情=正しさではない → 同情と論理は別 ⑥ Ban...